札幌ボードゲームコレクション

札幌在住独身男のボードゲームレビューです。

KANBAN Menu(カンバン・メニュー)

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基本情報

制作:ボードゲーム制作サークル豚小屋

メーカー:ドイツゲーム喫茶B-CAFE

デザイン:黒田尚吾

イラスト:ちゅぱみ 

特徴

 『KANBAN Menu』は、街の小さなカフェを経営するオーナーとなったプレイヤーが、街一番のカフェを目指すために、看板メニューを開発するゲームです。

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 材料(右下の丸い紙製のチップ)をランダムで選ぶため、専用の袋も箱の中に入っていました。

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 アクションカード6枚とメニューカード18枚。このメニューカードのデザインがオシャレで、勝敗抜きに集めたくなります。

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インスト

ゲームの準備

 下のようにカードを並べ、アクションカードの上にランダムに取りだした素材を置きます。『仕入れ』と『取引所』は1つ。他のアクションカードには2つ置きます。f:id:sechsmerquise:20190630101558j:plain

ターン

①アクションの実行

 必要なコストを支払って、『仕入れ』『通常営業』『フェア開催』『地域貢献』『メニュー開発』『取引所』の6つのアクションから一つ選んで実行します。

 『仕入れ』ノーコストで、好きな材料を1つ得ます。

 『通常営業』材料2つを消費することで、$5を得られます。

 『フェア開催』材料3つを消費することで、5VP(評判)を得られます。

 『地域貢献』$4を支払って、4VPを得ます。

 『メニュー開発』開発か予約のどちらかができます。開発は、材料を消費してメニューメニューカードを得ることでVPを得ます。予約は、場に出ているメニューカードを手札としてもらうことができます。

 『取引所』一度に3回まで、手持ちの材料を他の材料に交換できます。

②素材補充

 ランダムに取りだした素材を好きなアクションカードに2つ置きます。

③ターンプレイヤーの交代

 左隣のプレイヤーにターンが移ります。 

ゲームの終了

 誰かが25VPになったらゲームは終了です。得点計算をして、もっともVPを稼いだ人の勝利となります。

 この得点計算で素材やお金をVPに変換することで、VPが大幅にアップしたりします。最初に25VP獲得した人が必ず勝つわけではないので、 25VPに到達させるタイミングも重要となってきます。

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攻略法

 では、ここから『KANBAN Menu』で勝つためにアクションの研究をしていきましょう。『KANBAN Menu』でプレイヤーが操作できる要素は、アクションとアクション終了後の材料を置くことしかありませんが、材料の置き方はプレイヤー次第なので、今回は、あえて研究しません。

仕入れ

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 ノーコストで好きな材料を得られるアクション。他のアクションに欲しい材料がないときはこのアクションを選ぶことになります。プレイ人数が少ないときは、メニューの取り合いになる確率も低いため、長期的に見れば、このアクションを選ぶメリットはありますが、プレイ人数が多いときは、このアクションは極力選ばない方がいいでしょう。材料がそろったときには、欲しいメニューが場にないことがあるためです。基本、メニュー開発は、他のアクションに乗っているものでやりくりするのが効率良いです。 

通常営業

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 材料2つを消費することで$5を得られます。『仕入れ』で得られるお金は一度に$2、『取引所』ではスイーツ・主菜なら1つあたり$2に交換で最大で$6得られますが、他の材料なら1つで$1に交換なので、スイーツ・主菜以外の材料しかない状態で大量のお金がすぐに必要なときは『通常営業』を選ぶのが効率良いです。 

フェア開催

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 短期的にVPを稼ぐことだけを考えると、決められた材料を消費してメニュー開発するよりも、手持ちで余っている3つの材料を消費して5VP得る方が効率的です。場に、強力な効果を持つメニューカードがないときは、これを選んで確実にVPを稼いでいきましょう。 

地域貢献

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 ゲーム終了時に得点計算しますが、ゲーム終了時とゲーム中で、お金の価値が少し違います。ゲーム終了時の得点計算では、$3につき1VPに変換しますが、ゲーム中に『地域貢献』を使用すれば、$1で1VPに変換できます。つまり、$1の価値がゲーム終了時では3分の1にまで減少してしまうことになります。

 ゲーム終盤でお金が余っており、選びたいアクションがないときは、一度のアクションで$4までしか変換できませんが、これを選んでおいた方がいいでしょう。

ゲーム中:$6 → ゲーム終了:2VP にするぐらいなら、

ゲーム中:$6 → $2、4VP → ゲーム終了:4VP にした方が僅差で勝つ確率があります。

 そのため、『地域貢献』はまわりの状況を見た上で、終盤に選ぶことが多くなるアクションです。 

メニュー開発

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 手持ちの材料を消費してメニュー開発をする(メニューカードを得てVPを得る)か、予約(場に出ているメニューカードを手札としてもらう)できます。予約できるメニューは1つだけのため、場にあるメニューの開発はできますが他のメニューの予約できなくなりますので、メニューの効果が強力なもので次のターンに材料がそろう見込みあるときだけ予約するべきでしょう。

 開発は積極的に狙うべきですが、予約はあまりオススメできません。長期的に見ればメリットはありそうですが、他のプレイヤーの出方次第では無駄になるリスク(予約したメニューを開発する前にゲームが終了してしまうなど)があるからです。 

取引所

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  『取引所』を選ぶと、一度に3回まで手持ちの材料を他の材料に交換できます。上手く交換すれば、一気にゲームを有利にすすめられますが、まわりの出方によっては無駄に終わることもあります。材料はそれぞれのプレイヤーのアクション終了後、場にあるアクションに2つだけ乗せられますが、そこで置かれた材料次第によっては、メニュー開発を狙って貯めた材料が空振りに終わることもあります。

 『取引所』を選ぶのは、メニューを予約していて手元で開発待ちのときか、他のプレイヤーも材料不足で、開発に必要な材料が『メニュー開発』の上に乗っていないときでしょう。 

最後に

 看板メニューの開発がメインになるため、プレイヤーは材料を集めて、メニューの取り合いになるのですが、これがまた悩みどころ。高得点のVPを狙うか、イラストの下に書かれた特殊効果を優先するか。他プレイヤーの状況や手持ちの材料との兼ね合いもあるので、ルールは簡単なのに、悩む。どれを狙うべきか非常に悩む。実際のカフェオーナーもこんな風に悩んで経営しているんでしょうね。

 ルール自体は簡単なのですが、まわりの出方を見て、どのようの動くかで色々考えさせられるゲームです。材料集めは運の要素が大きいですが、一つ一つの判断が結果に結びついてくるので、じっくり考えて遊びたい人たち向けのゲームだと思います。

※ルールを分かりやすく説明するため一部ルールを省略しています。プレイするときは、必ず説明書を読んでください。 

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カンバン・メニュー

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