札幌ボードゲームコレクション

札幌在住独身男のボードゲームレビューです。

枯山水(かれさんすい)

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基本情報

メーカー:ニューゲームズオーダー

デザイン:山田 空太

イラスト:ママダ ユースケ 

特徴

 『枯山水』は、日本庭園の枯山水を再現して、その美しさを競うゲームです。 日本庭園をテーマにしたボードゲームは珍しく、コンポーネントの一つである石だけでも、コレクションしたくなる完成度です。

 『寺院ボード』は全プレイヤー共通になっており、『石』や『砂紋タイル』を置いたり、徳ポイントや勝利点の計算に使います。

枯山水

 各プレイヤーは配られた『庭園ボード』に、砂紋タイルを並べて、他のプレイヤーと点数を競います。

枯山水

 庭園ボードには、砂紋タイルをはめ込むように段差が設けられています。

枯山水

 『砂紋タイル』には、砂のみの『砂タイル』と苔も描かれた『苔タイル』があります。

枯山水

 『砂タイル』は条件を満たさないと点数になりませんが、『苔タイル』はボードに置かれているだけで1枚につき2点になります。また、『石』を置くルールが少し異なります。

 『名庭園カード』は、実在する庭園をモデルにしたカードです。

枯山水

 各プレイヤーに1枚ずつ配られ、指定された配置で石を置くことで得点を得られるため、獲得する石と配置はこれを元にプレイしましょう。

 『作庭家カード』も実在の人物をモデルにしています。

枯山水

 それぞれ異なる効果を持っており、ゲーム中に使用することで、ゲームを有利に進めることができます。

 『禅僧駒』と『円相駒』

枯山水

 『横石』(徳1点以上で獲得)

枯山水

 『立石(小)』(徳2点以上で獲得) 

枯山水

 『臥石』(徳3点以上で獲得) 

枯山水

 『立石(大)』(徳4点以上で獲得) 

枯山水

 『船石』(徳5点以上で獲得) 枯山水

 石の大きさはこのくらいです。ほどよい重さがあって、獲得するだけでテンションが上がります。

枯山水

 石は全て大きさが違うため、収納するときは、ちょっとしたパズルゲームを楽しめます。
枯山水

インスト

ゲームの準備

①中央に寺院ボードを置き、各プレイヤーの前に庭園ボードを置きます。

②砂紋タイルを裏にしてシャッフルし、9つの束を作って寺院ボードに置きます(全80枚なので、一つの山だけ1枚少なくなります)。

枯山水

③プレイヤー人数に応じて、石を寺院ボードの石置き場に置きます。

枯山水

 石の名前は底に描かれたマークで区別できます。

枯山水

④各プレイヤーは庭園ボード右下と同じ色の禅僧駒と円相駒を受け取ります。円相駒は、寺院ボードの端を囲っている徳ポイントトラックの『0』のマスに置きます。

⑤裏にしてシャッフルした名庭園カードを各プレイヤーに1枚ずつ配ります。このカードは他のプレイヤーに見せてはいけません。

⑥作庭家カードも同じように、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。

⑦早見表を各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
⑧余ったコンポーネントは全て箱に戻します。 

枯山水

勝利・終了条件

 全てのプレイヤーが庭園ボードに15枚のタイルを配置したら終了となり、得点計算をして、一番得点が多いプレイヤーが勝利となります。

流れ

 スタートプレイヤーを決めたら、スタートプレイヤーから順に時計回りで手番を行っていきます。全てのプレイヤーは自分の手番で『手順1』を行い、その後『手順2』を行います。 

【手順1】

 寺院ボードから砂紋タイルを1枚を引いて、他のプレイヤー全員に砂紋のデザインを確認させます。次に、『配置』『譲渡』『廃棄』『保管』から1つ選んで行います。

 

『配置』

 引いた砂紋タイルを自分の庭園ボードに配置します。配置できる場所は、すでに庭園ボードに置かれているタイルに隣接する部分です。最初の1枚目は、庭園ボードの左上の角か、左下の角のどちらかに置きます。初めてタイルを置いた時は、そのタイルの上に自分の禅僧コマを置きます。

石の名前は底に描かれたマークで区別できます。

 

『譲渡』

 引いた砂紋タイルを他プレイヤーに譲り渡すことができます。ただし、強制的に渡すことはできません。他のプレイヤーから譲渡を願い出ることもできます。譲渡が成立した場合、渡したプレイヤーに徳が2ポイント入ります。譲ってもらったプレイヤーは、受け取ったタイルをすぐに自分の庭園に配置する必要があります。

 

『廃棄』
 引いた砂紋タイルを捨て札として、箱に戻します。その後、徳ポイントを1点失います。徳が0点のプレイヤーは廃棄を選ぶことができません。

 

『保管』
 引いた砂紋タイルを庭園ボードに配置せず、右下にある仮置き場に保管しておくことができます。

石の名前は底に描かれたマークで区別できます。

 仮置き場には保管できるの1枚までです。保管したタイルは、次の自分の手番になったときに、好きなタイミングで庭園ボードに配置できます。ただし、保管したタイルの廃棄と譲渡は不可です。また、譲渡されたタイルを置く際に、保管したタイルを続けて置くこともできません。

 

【強奪】
 手番プレイヤーが、引いた砂紋タイルの配置または仮置き場タイルの配置を宣言した際に、他のプレイヤーは「強奪」を宣言して、タイルを奪うことができます。手番プレイヤーは「強奪」を拒否できません。
 ただし、譲渡したタイルを奪ったり、誰かが強奪したタイルに対してさらに強奪することはできません。複数のプレイヤーが強奪を宣言した場合、その時点で庭園上にあるタイルの枚数がもっとも少ないプレイヤーがそのタイルを強奪できます。タイルを強奪したプレイヤーは、徳を2点失います。 

【手順2】

 次に、手番のプレイヤーは、『座禅』『禅僧駒の移動』『石の獲得と設置』『作庭家カードの使用』のどれか1つを選択します。

 

『座禅』
 座禅をし、徳ポイントトラックを1つ進めて、徳を1点得ます。徳の上限は6点で、それ以上は増えません。

 

『禅僧駒の移動』
 庭園ボード上にある禅僧駒を上下左右に1マスだけ移動できます。配置済みタイルの上にしか移動できません。

 

『石の獲得と設置』
 徳を全て消費して、寺院ボードから石を獲得し、自分の庭園ボードで石の置かれていない砂紋タイルの上に置きます。石の種類によって、獲得に必要な徳が変わります。 
 石を設置できるのは、禅僧駒が置かれているタイルか、その縦列にあるタイルのみです。
 禅僧駒がいるタイルに石を置いた場合、禅僧駒を1マス動かすことができます。
 徳が6点ある場合は、任意の石を、禅僧駒の場所に関わらず好きなタイル上に設置できます。

 

『作庭家カードの使用』
 ゲーム開始時に配られた1枚の『作庭家カード』を公開して、効果を使用することができます。カードの使用はゲーム中にひとり1回までです。

 

 ゲームは、これらの行動を時計回りで順番に行います。誰かの庭園ボードに15枚の砂紋タイルを配置し終えると、他のプレイヤーたちは、タイルの『廃棄』と「『譲渡』ができなくなります。
 15枚のタイルを配置し終えたプレイヤーたちも、『座禅』『禅僧駒の移動』『石の獲得と設置』『作庭家カードの使用』は行えます。
 全てのプレイヤーの庭園に15枚のタイルを配置したら、その手番の完了とともにゲームは終了となります。


得点計算

 ゲームが終了したら、早見表をもとに得点計算します。 

最後に

 引いた砂紋タイルをどのように配置すればいいのかの判断や、ゲーム終了の得点計算が細かくて難しいゲームです。将棋や囲碁のようなじっくり悩みながらゲームを楽しみたい人向けのゲームだと思います。

※ルールを分かりやすく説明するため一部ルールを省略しています。プレイするときは、必ず説明書を読んでください。 

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枯山水 新装版

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