基本情報
制作:アークライト(Arclight)
メーカー:CMON
デザイン:Eric M. Lang
特徴
『ライジングサン』とは、神や妖(あやかし)が当然のごとく存在する架空の日本を舞台にしたゲームです。
精密なミニチュアで話題になったゲームですが、色んなシーンで行うことができる『交渉』や『同盟』など、バトルだけでないゲームの面白さがあります。
コンポーネントは多いのですが、ルールは簡単で流れにそってすんなり遊べます。
こちらは、『ライジングサン』の売りともいえるミニチュアです。
ゲームの舞台となる日本のマップ。
プレイヤーが選べる勢力は全部で5つ。こちら『秋津』は蝦夷(北海道)を支配する勢力です。
こちらは筑紫を支配する鉢木です。キャラクターのデザインが格好いいですね。
こちらが上のイラストをミニチュアにしたものです。この大きさでここまで作り込むとは驚きです。
こちらは妖(あやかし)です。モンスターですが、このゲームでは仲間になってくれます。こんなに強そうな見た目なのですが、基本的に人間キャラと同じ強さだったりします。
大きさを比較すると、このぐらい違います。
他のミニチュアを拡大してみると分かると思いますが、このぐらい精密です。色がついていれば飾っておけるほどの作りです。
流れ
こちらがプレイ開始の初期配置です。そこそこスペースを取ります。
バトルが起きる土地が指定され、
政治フェイズで購入できるアクションが公開されます。
毎回、お金をもらって、
同盟を結んだりした後、政治フェイズで政策を選んで戦(いくさ)に備えます。
政治ではこれら5つの効果を使用できますが、選べるのはランダムに引いた4枚の中のから選ぶため、運が悪いと自分の選びたいものが選べません。『交渉』の使い時は、この政治フェイズとなるため、自分に有利な条件になるようお金を渡したり、相手が有利な政策を選んであげたりします。
政治を進めていくと、このような状況になりました。水色の勢力(秋津)が優勢です。
蝦夷は水色が支配。
陸奥も水色が支配。妖も土台に同じ色の台座を取り付けて仲間にしています。心強い。
四国も水色が支配。
長門、大和、信濃はどの勢力もまだ支配していないです。
武蔵は赤色と水色の勢力が均衡しています。
しかし、赤色の勢力は政治フェイズで購入した『獅子の道』があるので、黒い台座がついている大名(この勢力のボスです)は戦力が上がっています。
ちなみに、この『ライジングサン』では兵士も大名も妖も、みんな戦力1です。そのため基本的に人数が多い方が有利となります。
筑紫は黄色が有利です。
バトルは戦フェイズで行われます。『ついたて』で隠した『戦のたしなみ』ボードの上の『切腹』、『人質』、『雇用』、『辞世の句』それぞれにお金を置いて、
バトル参加者が全員置いたら公開します。それぞれの行動はたくさんお金を置いたプレイヤーだけが実行できるので、満遍なく置くより、一点集中がいいでしょう。
このようなやりとりを3回行うとゲーム終了です。最終的に勝利点(日の出のマーク)をたくさん得たプレイヤーの勝ちとなります。
注意
最後に一つだけ注意があります。一般的なボードゲームでは箱の中がスカスカなので、しまうのが楽なのですが、この『ライジングサン』はギッシリ入っているため、適当にやると箱に収まりません。
妖のミニチュアの裏に台座をしまったり、タイルなどは小袋を百均などで購入して、なるべく平らにして上に載せてない箱がしまりません。
独特な世界観となんでもありな『交渉』が楽しいゲームです。