札幌ボードゲームコレクション

札幌在住独身男のボードゲームレビューです。

酒魅人(しゅみじん)

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基本情報

制作:スーパーナンバーワンゲームス

デザイン:由利真珠郎

イラスト:由利真珠郎

 

特徴

 『酒魅人』は、7つの行程を経て最も美味い日本酒を作るゲームです。

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 テーマこそ日本酒作りとなっていますが、日本酒の作り方を知らない人、飲まない人でも楽しめるゲームとなっています。このゲームを遊ぶのに日本酒の知識は全く必要ではありません。知っていて有利になることもありません。求められるのは、他のプレイヤーが何を狙っているのかを読む力と先を見越した計画性です。

 『酒魅人』では、難しいルールもなく、ラウンド開始時の他のプレイヤーの出方を読み合う『注力チップ』を並べる時を除けば、ゲームの進行は速いので、あっという間に日本酒ができます。この時できる日本酒の名前が面白くて、ついつい点数を狙わずにウケ狙いに走りたくなるのも、このゲームの醍醐味でしょう。

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 ゲームのルールは簡単で、自分のすべきことも最初の選択でほとんど決まってしまいます。そのため、あれこれ悩むのは、ラウンド開始に行われる『注力チップ』(下の写真の漢数字のもの)を置く時です。ここがこのゲームで一番の悩みどころとなります。

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 『酒米購入』、『麹造り』など7つの行程の下にプレイヤーは順番に『注力チップ』を交代で配置していきます。ここでおいた数字の大きい順に、それらの行程の上に公開されたチップを取ることができます。点数の高いチップが欲しければ数字の大きい『注力チップ』を置かねばなりませんが、手持ちのチップは『一』~『七』までと、全ての行程で一番を取ることができないため、頭を悩ませます。

 どこかに秀でると、どこかで劣る。パッとしないけど、他のプレイヤーと比べると意外に高得点だった。全くもって最後まで勝負の行方は分かりません。

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 『酒魅人』の面白いところは、『注力チップ』を置き終わった時点で勝負が決まるわけではなく、『市場操作』という番狂わせがあるところです。

 通常、『注力チップ』を置く時は、すでに公開されている『評判チップ』(上の写真の右側の漢字一文字のもの)から欲しいチップを心の中で選んでおき、それに対応した『歩合チップ』や『添加チップ』(上の写真の左側の緑色と黄色のもの)の行程に数字の大きい『注力チップ』を置きます。

 

 普通なら、この時点で、勝負が決まってしまいますが、先程、紹介した『市場操作』が火を噴きます。この『市場操作』では、『評判チップ』を取る段階で、評判チップをリセットできるのです。そのため、前半で高得点を狙える布石を用意してきたプレイヤーの計画も全て水の泡になります。運の要素が強いため、市場操作した人が必ず有利になるわけでもないので使いどころは難しいのですが、ゲームバランスとして、よく考えられていると思います。

 

最後に

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 『評判チップ』は上の写真の通り、これだけあります。同じ名前の日本酒は二度とできないのではと思うほど組み合わせがあるので何度でも楽しめます。 

 鬼嫁、魔王、萌豚など、一緒に遊ぶプレイヤーによっては、物凄く盛り上がれそうな日本酒も作れちゃいます。

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 勝っても負けても楽しめる面白いゲームです!

※ルールを分かりやすく説明するため一部ルールを省略しています。プレイするときは、必ず説明書を読んでください。

 

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